ついに来ました!モバイル送金アプリ「マネータップ(Money Tap)」の登場です。
このマネータップで、
格安手数料の送金
リアルタイム送金
電話番号送金
QRコード送金
口座番号送金
その場の割り勘送金
が一挙に【スマホ内で実現】します!次世代のモバイル送金がついに今年の秋に始まるということですね。
今の銀行間取引は平日営業時間内でないと当日に着金しなかったりしますからね…。
SBI Holdingsのプレスリリースが出て、リップルインサイト、ブルームバーグやEngadget japanが報じています!
▷内外為替一元化コンソーシアムにおけるスマートフォン向け送金アプリ「Money Tap(マネータップ)」提供に関するお知らせ
▷Ripple Powered Mobile App to Provide On-Demand Domestic Payments in Japan
▷リップル活用のスマホ送金アプリ「Money Tap」発表。住信SBI・りそな・スルガ銀行が参加
▷りそな銀行など3行「オープンAPI」で相互送金、一つのアプリで
りそな銀行決済事業部グループリーダーの樋口傭一郎氏「これまでにない新たな取り組みにより、お客様の利便性向上と社会的コスト削減を実現しキャッシュレス化の推進に貢献していきたい」
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このページの目次
まずは住信SBIネット銀行・スルガ銀行・りそな銀行から
SBIリップルアジアが主導する銀行コンソーシアムの「マネータップ」という送金アプリは「SBIネット銀行・スルガ銀行・りそな銀行」でスタートします。
注目すべき点は【銀行連合がブロックチェーン関連技術を活用してアプリを作った】というところです。銀行が運営するので安心感が違いますね!
他の例えばLine Payなどのフィンテックアプリは結局銀行口座と紐付ける必要があるので登録が面倒ですが、“マネータップ” はそもそも銀行間送金なので手間がありません。
しかもこのアプリ1つであらゆる決済を完結できるので複数の銀行口座を持っていた場合も、QRコード決済や、電話番号、口座番号で様々な人と手軽にやりとりが出来ます。
他社フィンテック企業の送金アプリの良いところをまるごと取ってしまう、という後発の恩恵をどどーんと実現していますw
銀行コンソーシアムって何?
銀行コンソーシアムはSBIリップルアジアが事務局を務める「内外為替一元化コンソーシアム」のことです。
2016年10月に発足しました。
▷国内外為替の一元化検討に関するコンソーシアム」発足のお知らせ
このコンソーシアム(企業連合)は61の銀行で構成され日本の銀行資産の80%以上をカバーします。
沖田社長を筆頭にSBIリップルアジアがたった1年半ほどで “保守的&規制でガチガチの銀行をまとめ上げた” のは凄まじい営業力だと思います。
マネータップの送金デモは生放送で行われていた!
その沖田社長が生放送番組でデモをしていましたね^^
「QR コードでもできるとされていましたがなぜですか?」
沖田さん「当初は銀行口座の番号というのは友人や同僚であったりしても普通知らないと思います。ですので、よく知っている電話番号を使おうとしましたが、今の若い方は電話番号も知らないのです。」
秋のスタートということでまだ半年ありますが、銀行コンソーシアムには60行以上が参加しているので、他行も準備をガンガン進めているところでしょう。
マネータップはリップルの「xCurrent」のシステムを使っている
この送金アプリは、リップルの金融機関向け送金システム「xCurrent」を利用しています。xCurrentをクラウド上に再現し、仮想銀行を銀行同士で作り合って連携させています。これはRCクラウドと呼ばれるものです。
RCクラウドとは、内外為替一元化コンソーシアムに参加する国内銀行同士とRipple Solutionを導入している外国銀行とを結ぶクラウドシステムです。国内銀行のシステム改修負担を下げ、Ripple Solutionを導入できるよう設計、開発を行いました。今後はRCクラウド上に新たなアプリケーションの開発をする予定でおり、銀行の顧客サービス向上に活用できるよう計画しています。
マネータップは旅行に最適なアプリになる可能性がある
マネータップで、なぜリップルのシステムを使うのかと言えば「国内送金と国際送金、どちらも革新する」という目的があるからです。
国際送金はリップル、国内送金はマネータップのベース技術RCクラウドで「真のリアルタイム決済」を実現しようとしています。
たとえリップルのxCurrentを使用しても「営業日でないので翌日ね」とか「今19時なんで翌日ね」などであればせっかくのリップル4秒送金も実力を発揮しません。
RCクラウドが日本の銀行だけでなく海外の銀行にも取り入れられたら便利なのが「旅行」です。
海外で、【アプリひとつ・両替の必要なし・即相手に着金】になれば急速にひろがる可能性があります。
これは韓国の主要銀行との連携から始まりそうです。
【韓国ウリ銀行、Ripple送金テスト終了】
いよいよですね!SWIFTとの二重業務が発生し負担ですが「今後、お客様が最も有利な海外送金方法を選択することになるだろう」とも言っています。
■日本のメガバンクやネット銀との国際送金が今年中に始まる
■テストの結果は良好
▷ https://t.co/llzLVLMmLs pic.twitter.com/FDzJXkaaEY— ツインズナオキ@リップル図解ブログ (@twins_naoki) 2018年3月2日
楽しみですね!!
マネータップよりも先に実用化される銀行発送金アプリがある?!
スペインの銀行「サンタンデール」です。今年の4月までにリリースするとアナウンスしています。
▷サンタンデール銀行が「3クリック・40秒」で国際モバイル決済!
- 今までの国際送金は遅くて高かった
- どんな内容?
- スタッフ間でアプリを使い「Apple pay」のテストをしていた
- そもそもサンタンデール銀行って?
- リップルとの深い関わり
- 日本でもRCクラウドで進む「国際モバイル決済」
目指すは個人需要だけでなく法人需要も取り入れること
現時点では個人間送金に機能を絞っていますが、将来的には外為機能を追加。さらには「アルバイト代の日払い」といったB2BやP2Bの法人向けソリューションの提供をめざす
とあるとおり、法人需要がますますひろがるはずです。
特に国際送金はSWIFTの独壇場でコストは高く遅いものです。
▷関連記事:【図解】SWIFTとは?国際送金を一手に担うシステムの解説
こういった現状に革新的なマネータップがあれば「まとめて送金」していたものが「こまめに送金」することが出来ます。
法人間の取引の量が増えることでSBIリップルアジアの立ち位置はより重要なものになっていくと予想しています。
SBIはXRPをブリッジ送金に使った法人取引も手がけると思うので今後も注目していきたいと思います^^