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リップル社のXRPによる投資はこれからの資金調達のやり方を変える
1月16日のリップル社のOmni社への出資のニュースを覚えていますか?
https://t.co/LCoAeWCMKb
【リップルが投資家になる】
現在SBIやGoogleから「出資を受ける方」ですが、Omniという個人貸借サービスの会社に2500万ドルで「出資する方」に回りました。
リップルは「国際送金のBtoBに特化」していますが、BtoCサービスに出資することで手薄分野を強化していますね。— ツインズナオキ@毎日リップルブログ (@twins_naoki) 2018年1月17日
Omniはベイエリアの倉庫に「個人の所有物」を保管するサービスで、個人への貸出も始めているそうです。シェアリングサービスですね。ブロックチェーンで管理したりICOしたりXRP使ったり世界進出したり、考えられることはたくさんありますね^^
— ツインズナオキ@毎日リップルブログ (@twins_naoki) 2018年1月17日
このOmni社への出資、「実は凄いことじゃないか」と1人でリサーチを続けていました。
XRPで投資することが「資金調達の形を変えるかもしれない」と思ったからです。
2015年創設「個人倉庫・レンタル」のOmni社に2500万ドル分を投資
これは「仮想通貨XRP」を使ったステファン・トーマス氏とクリス・ラーセン氏による約28億円分の投資です。
詳細は語られていませんが、伝統的なドルでの投資ではないんですね。
Omni社が仮想通貨を発行するわけではないのでICOではありません。
さらにリップルのCTOのステファン・トーマス氏がOmni社役員になり、リップルの会長がクリスラーセン氏がOmni社諮問委員会を務めるとも発表しています。
すごく前のめりな投資じゃないですか?
僕はスタートアップのOmni社がICOする代わりにXRPを受け入れたんじゃないかと思っています。なぜなら、ステファン氏がこうツイートしているからです。
Creating a token is like building a whole other product – huge distraction. @BeOmni avoided the #ICOTrap and raised funds through $XRP. Incredible company, incredible team, incredible vision. This is only the beginning. #BuildingAmazingThings https://t.co/uJU6qHD37v
— Stefan Thomas (@justmoon) 2018年1月17日
意訳:ICOトークンを作るのは本業の気をそぐような、全く違う商品を作っているようなものだ。その点、Omni社はXRPのファンドを立てる選択でICOトラップを避けることができたね。
この発言から、リップルの技術の多くがOmni社に注ぎ込まれると考えられます。もしかしたらICOを考えていたOmni社の話を聞いてトーマス氏が口説いたのかもしれません。
Omniの新機能に「xVia」が使われるのではないかと予想
“As we build new features and expand our service ~ “
意訳:新しい機能とサービスを広げるために資金調達
このようにOmni社は発表しています。
僕はOmniに未発表のリップルプロダクト「xVia」が使われるのではないかと予想しています。xViaとは、
・シンプルなAPIはソフトウェアのインストールが不要
・請求書のような多様な情報を送金内容に添付
・送金はどこにあるのか即時に追跡
xViaは企業などがRippleNet上で簡単に送金できるプロダクトです。そしてその送金に「あらゆる情報を乗っけられる」という特徴を持っています。
そしてOmniは個人が持っている所有物を保管し、貸し借り出来るシェリングサービスです。
OmniのシェアリングサービスとxViaの親和性は高いと思いませんか?
もしxViaが使えたら、Omniで借りたい物を見つけて「即支払いが完了&付帯情報も記録」ということが実現できます。
自社内の中央集権的なサーバーでやらない理由があるとしたら、xViaは「コストダウンになる・世界進出しやすい・相互接続性」といったところでしょう。
なぜXRPで投資をしたのかが一番気になる
xViaとOmniが親和性高いとして、なぜXRPで投資したのでしょうか。
これはOmniがXRPをプールしておき顧客が支払いで使えるようにするからでしょう。
このあたりは明言を避けていますがXRPを事業開発だけに使うのはもったいないですよね。
ただ、顧客がXRPをOmni内にプールするとしたらボラリティの問題があるので、どのように支払いに使えるかはわかりませんが可能性としては大いにあるでしょう。例えば、
・A顧客がドルで支払い
・OmniのXRPレジャー上でXRPとしてエスクローされる
・B顧客が自分の所有物権利をA顧客に渡す
・エスクローされたXRPがドルに変換されB顧客に渡る
といったことも考えられるかもしれませんね。
価値のインターネットのかけらが見えてきた
Omniは「物」の所有権を移転させます。Rippleは「お金」の移動をスムーズにします。
物の価値をデジタル資産として自由にインターネットで行き来させるのは、「価値のインターネット」そのものじゃないですか?
リップルはBtoBで国際送金の不便をなくす道途中です。だからこそ手薄なBtoC分野の有望企業と組んで、大きな目標へ速くつけるよう計画しているのでしょう。
今年はOmniのプロダクト以外にも「Mojaloop」も登場してくると思われるのでますますリップルが飛躍するはずです!
そうなるとXRPの価格も上がっていくのではないでしょうか。
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